研修★事故防止について事例から学ぶ

2018.07.16 Monday セミナー・研修

7月10日(火)と12日(木)に、全職員を対象に、事故事例の勉強会が7号館研修室で行われました。講師は職員総合教育研修室の柳田室長です。

 

今回は裁判に至った介護施設の事故事例4件について、事故発生の経緯、問題点と対応方法などを学びました。介護業界に大きな衝撃を与えた有名な判決を1件ご紹介します。

 

<事例>

デイサービスでのトイレ介護拒否後の転倒による骨折〜損害賠償へ至ったケース

 

●利用者の実態

Aさん 女性 85歳 要介護2

左大腿骨頸部を骨折の既往あり、立ち上がる際には杖が必要。

杖をついての歩行はできたが、不安定で、一度施設の玄関でしりもちをついて転倒。以後、全職員が注意し、見守りまたは介助するようにしていたが、トイレ内での歩行介助はしたことはなく、Aも「大丈夫」「自分で出来るから」と断っていた。

 

●事故の態様

多機能トイレAがトイレに行こうと立ち上がった際、転倒の危険性を感じた職員Bが、「ご一緒しましょう」と声をかけた。

Aは「一人で大丈夫」と言ったが、Bはソファからトイレの入口までの数メートル、Aの左腕を持って歩行介助した。この時Aに不安定さはなかった。

トイレに入る際、Aは「自分一人で大丈夫」と言い、戸を自分で閉め、内鍵はかけなかった。トイレ内部には入口から便器までの間に手すりがなく、手すりは便器のすぐ横に付いてあるのみ。

Bは、戸を開けるべきか迷ったが、トイレから出た時点で歩行介助を行おうと考え、数メートル離れた洗濯室で作業した。

 

・・・Bさんの判断に不安を覚えますがいかがでしょうか?

状況を踏まえると、ほんの数歩とはいえ、便器に腰掛けるまで介助したい気持ちになりますが・・・

 

転倒するおばあさんAはトイレ内で2、3歩歩いたところで杖が右方に滑り、横様に転倒、右足の付け根付近を強く床に打ち付けた。

 

●事故後の経緯

BがAの助けを呼ぶ声を聞き、トイレから助け出した。

Bは、Aを車椅子に座らせ、近くの整形外科に連れて行き、右大腿骨頸部内側骨折と診断された。

さらに別の病院に搬送されたAは即入院となり、同月に手術。その後退院するも、要介護4になり、生活のほぼ全てに全面的な介護を要する状態になった。

 

ハンマーほんのちょっとの判断の違いで最悪な結果を招いてしまいました。

この件は裁判になり、介護拒否後の転倒による骨折事案にも関わらず、施設側が敗訴し、1200万を超える損害賠償を支払うことになりました。

 

●判決文のポイント

Aがトイレ内で杖を使って歩行する場合、転倒する危険は十分予想し得る。

転倒した場合、原告の年齢や健康状態から大きな結果が生じることも予想し得る。

Bとしては、Aが拒絶したからといって直ちに一人で歩かせるのではなく、Aを説得して歩行介助する義務があったというべきで、Aを一人で歩かせたことは安全配慮義務違反があったといわざるを得ない。

介護拒絶の意思が示された場合であっても、介護の専門知識を有すべき介護義務者においては、要介護者に対し、介護を受けない場合の危険性とその危険を回避するための介護の必要性とを専門的見地から意を尽くして説明し、介護を受けるよう説得すべきであり、それでもなお要介護者が真摯な介護拒絶の態度を示したという場合でなければ、介護義務を免れることにはならないというべきである。

 

断られた時点で気が引けるのも分かりますが、専門的見地のもと、自信をもって二度三度念を押す必要があったということでしょう。普段何気なくやり過ごしている判断が、こういった事態に繋がる恐れもあることを学びました。

 

 

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