研修★介護事故から学ぶ注意点

2018.02.10 Saturday セミナー・研修

2月1日(木)、7日(水)に全職員を対象に、「介護事故から学ぶ注意点」の研修が行われました。今回は裁判に発展した事例を参考にした研修で、講師は職員総合研修室の柳田室長です。

 

「介護事故を全く起こさない」ことは理想です。しかし、現実的ではありません。無理にこだわることで、場合によっては利用者様の尊厳を害する恐れもあります。例えば「転倒事故を防止する」ために、「利用者様を拘束」した場合、転倒事故は防げるかもしれませんが同時に、利用者様の尊厳を著しく害することも事実です。

「決して介護事故があってはならない」と頑なになるよりも、現実的に「二度と同じような事故を繰り返さない」という具体的な課題に取り組むことが大事です。

 

事例:汚物処理場での転倒事故(施設側の過失を一部容認し、537万円の支払いを命じた。)

 

【当事者】

・被告Y:介護老人保健施設を営む社会福祉法人。

・原告X:Yに入所していた95歳女性の施設入居者。事故前の時点で要介護2。

 

【概要】

・原告Xは、日中トイレを利用しているが、夜間は居室に設置されたポータブルトイレを使用。

・被告Yは、ポータブルトイレの清掃を一日2回(朝と夕方)行うことになっていた。しかし、清掃記録では、午前5時の時点では処理が行われたものの、午後4時(事故の2時間前)には確認・処理が行われていなかったポータブルトイレ

・午後6時頃、Xが夕食後自室に戻ったところ、ポータブルトイレが清掃されていなかったため、自分で処理を行うことにした。トイレで排泄物を捨てた後、容器を洗おうとして隣接する汚物処理場に入ろうとしたところ、出入り口に存在していたコンクリート製の仕切り(高さ87ミリ×幅95ミリ)につまづいて転倒。これにより、Xは右大腿骨頸部骨折の障害を負い、入院加療68日間、通院加療31日間を要した。

つまづいたお婆さん

 

【裁判所の判断】

Yの債務不履行責任:「居室内に置かれたポータブルトイレの中身が破棄・清掃されないままであれば、不自由な体であれ、老人が自分で処理・清掃したいと考えるのは当然であるから、ポータブルトイレの清掃を定時に行うべき義務と本件事故との間に相当因果関係が認められる。」

過失相殺:Yは、介護職員に連絡して処理をしてもらうことが出来たと主張するが、「介護マニュアルの定めが遵守されていなかった本件施設の現状においては、入所者がポータブルトイレの清掃を頼んだ場合に、本件施設職員が、直ちにかつ快く、その求めに応じていたかどうかは不明である」。したがって、「本件において、原告に過失相殺を認めるべき事情はない」。

工作物責任(施設の設備について):「現に入所者が出入りすることがある本件処理場の出入り口に本件仕切りが存在するところ、その構造は、下肢の機能の低下している要介護老人の出入りに際して転倒等の危険を生じさせる形状の設備であるといわなければならない」として、損害賠償責任も肯定。

 

Xさんが用を足した時間等、詳細は分かりませんが、仮に一日2回の清掃をこなしていたとしても、起こり得る事故だと思いました。その場合、裁判の判決は変わってくるかもしれませんが、事故の可能性という目線で考えた場合、色々と課題が出てくると思います。

 

利用者が想定外の行動を取った場合などは介護施設側の過失が否定されることもあります。

介護マニュアルは常に新しい知見に基づいて見直さなければいけませんが、現行のマニュアルや慣行に従っていれば過失はないということにもならないので、常に利用者の安全にはアンテナを張らなければなりませんね。

 

サンタハウス弘前ではKYT(危険予知訓練)についての研修も行っております。

様々な事例を勉強していくことが大事ですね。

 

 

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